燃焼性UL94規格
装置及び器具部品のプラスチック材料燃焼性試験で、材料の燃えにくさの度合いを表す規格。
UL94HB 遅燃性
UL94V−2 UL94V−1 UL94V−0 UL945VB UL945VA
低い → → → 高い 難燃性
試験方法
試料を片端で固定して水平に保持し、 その自由な端に 30秒間ガスバーナーの炎を接炎させる。
炎を離した後に試料が燃焼を続けたならば、その燃焼の速度を測定する。
判定基準
厚さが 3.05mm 以上の試料については 燃焼速度が毎分 38.1mm を超えない
厚さが 3.05mm 以内の試料については 燃焼速度が毎分 76.2mm を超えない、
あるいは炎が試料の端から 102mm の点に達する前に燃焼が止まる
試験方法
3種類とも共通で、 垂直に保持した試料の下端に 10秒間ガスバーナーの炎を接炎させる。
燃焼が 30秒以内に止まったならば、さらに 10秒間接炎させる。
判定基準
V−2:いずれの接炎の後も、30秒以上燃焼を続ける試料がない。
5個の試料に対する 10回の接炎に対する総燃焼時間が 250秒を超えない。
固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる 燃焼する粒子の落下が許容される。
2回目の接炎の後、60秒以上赤熱を続ける試料がない。
V−1:いずれの接炎の後も、30秒以上燃焼を続ける試料がない。
5個の試料に対する 10回の接炎に対する総燃焼時間が 250秒を超えない。
固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる 燃焼する粒子を落下させる試料がない。
2回目の接炎の後、60秒以上赤熱を続ける試料がない。
V−0:いずれの接炎の後も、10秒以上燃焼を続ける試料がない。
5個の試料に対する 10回の接炎に対する総燃焼時間が 50秒を超えない。
固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる 燃焼する粒子を落下させる試料がない。
2回目の接炎の後、30秒以上赤熱を続ける試料がない。
試験方法
垂直に保持した試料の下端 (あるいは水平に保持した試料の下面中央) に 5秒間ガスバーナーの炎を
接炎させた後に 5秒間離す操作を 5回繰り返す。
判定基準
5VB:最後の接炎の後、60秒以上燃焼を続ける試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない。
試料に穴が開いても良い。
5VA:最後の接炎の後、60秒以上燃焼を続ける試料がない。
試料の下方に置かれた脱脂棉を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない。
試料に穴が開かない。